怒るという感情表現
- 2019.11.28
- blog
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こんにちは。
鈴木一生です。
昨日とある本を読んでいて、
「生まれつき癇癪持ちの子どもはいない。
癇癪は周囲からの抑圧に対する反発として起こる」
といった内容を目にしました。
本当にそうですよね。
子どもは自分で自分自身を
抑圧・我慢するという
習慣を持ち得ません。
ですから、
初めは100％親をはじめとした
環境によって抑圧・我慢させられます。
これ大人でも同じことが言えます。
あなたの周りに、
よく怒る人
はいますか？
大人でも、子どもでも、
その人が怒っている理由は、
何かしら本人が
自分の本心を
我慢しているから
抑圧しているから
です。
ふと怒っている人を見ると、
あたかも怒っている対象(＝怒られている側)
に問題があって怒っているように見えますが、
そんなことは一切ありません。
怒る行為は、
怒っている対象(＝怒られている側)
の問題ではなく、
怒っている側の
心理的なパターンの問題です。
自分の抑圧・我慢を、
怒る対象に投影して、
表現しているだけです。
どうであれ怒っている人は、
抑圧と我慢に対する
ストレスを表現できている
わけですから、
エネルギーが循環している証拠。
表に出ているだけ、
健康的で、
まだマシです。
「愛されたいんだ」
「認められたいんだ」
「価値があると思いたいんだ」
「やりたいことを自分に
やらせてあげたいんだ」
様々な感情というエネルギーが
循環している証拠ですから。
もちろんベストではないですが、
「まだマシ」なのです。
反対に、
その感情が表に出せない
状況に陥る方が深刻です。
抑圧と我慢は表に出せないと、
次第に「麻痺」していきます。
麻痺していくと次第に、
「感じない」
世界に入ります。
感じない世界に入ると、
その世界から出てくるのは
とても大変だからです。
たとえば、
親や、上司など
力のある人が、
自分で自分の本心を
抑圧・我慢していると、
その人はよく
怒ることになりますね。
抑圧して、我慢して
周囲の環境に適合しているので、
ストレスがすごいからです。
だから、
たとえば自分の行為が
他者から報われないと、
思った形で成果にならないと、
思った形で感謝されないと、
思った形で認められないと、
怒ります。
怒りは悲しみの発展形なので、
真意は「悲しい」ですが。
その怒りは、
力のない者へ向けられます。
親であれば子に対して、
上司であれば部下に対して、
です。
そうして、
子どもの抑圧と我慢が始まります。
部下の抑圧と我慢が始まります。
「言いたいことも言えない
こんな世の中じゃ〜ポイズン！」
の世界観です笑
ポイズンですからね。
毒です。
でも、
力ある者の抑圧・我慢が
消化・浄化されない限り、
その抑圧と我慢を
力ない者から表現することは、
一般的にはできません。
なぜなら、
「怒ったら、怒られるから」
です。
抑圧しているもの
我慢しているもの
を表現したら、
怒られるのです。
なぜなら、
怒りを表現された力ある者は、
そこに自分の不完全さ
を投影するパターンがあるからです。
怒りを表現されると、
自分を責められているように感じたり、
指摘されているように感じたり、
価値がないように感じたりするのです。
だから、
それを感じるのが怖いから、
力なき者の怒りを押さえ付けます。
すると、
子どもや部下は、
自らをさらに抑圧し、
我慢する。
そして、
初めのうちは
外的環境に適合するため
「怒られたくない」
だったところから、
次第に、
という諦めへと
進展します。
そして、麻痺し、
不感症になります。
だから、
ちょっと大変ですが、
怒ってる人をそのまま
「怒らせてあげる」
って大事ですね。
エネルギーの解放と
循環が健全。
抑圧はポイズン！
我慢はポイズン！
そして、
力ある者から
力なき者への怒りは、
ポイズンなのです。
そういう意味でも、
自分を責めない
自分に我慢させない
自分を甘やかす
ってやっぱり大事です。
鈴木一生
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