多くの人は、

「自分の人生はこんなもんじゃないはずだ」

「もっとワクワクする人生を生きたい」

とどこかで願いながら、

実際には、

「なるべく問題が起きない人生」

を選択し続けています。

問題が起きない人生とは言ってみれば、

「そこそこの人生」ということです。

いつか読んだ本に、

「人生に問題がないことを望むなら、

墓場に入るか牢屋に入るのが一番だ」

といったような言葉を見たことがあります。

本当にその通りだと思いせんか？

自分は傷付きたくなくて、

他人も傷付けたくなくて、

今の状況を捨てるのも惜しくて、

そんな「そこそこ」を握り締めたまま、

今と同じ考え方で、

今と同じ環境で、

今と同じ仲間と、

今と同じお金の使い方で、

人生が大きく変わることは、

まずあり得ないでしょう。

満足していないけれど・・・

仕事が忙しくてなかなか時間が作れないから

それなりのお給料はもらえているから

お世話になった義理があるから

だから、今のままでいい

だから、今のままでいるしかない

だから、今のままが自分の運命なんだ

という自分自身の中での対話を

繰り返して今があるのです。

そこで、

私からとても重要な

質問なのですが・・・

それらは、

愛のある本音ですか？

それとも、

恐れに支配された結果として、

自分の「心」を納得させるために、

「頭」で創り出した巧妙な言い訳ですか？

どちらでしょう？

もちろん私には分かりません。

本人しか分からないことです。

その答え見極めて、

いずれにしても真正面から受け止めること

からしか人生は切り開かれないでしょう。

もし仮に、

自分の本音とは裏腹だとしたら、

残念ながら、

あなたの未来において、

「後悔することが今すでに決まっている」

と言っても過言ではありません。

あなたの望んでいるものが何であれ、

それがあなたの人生において

大切で重要なことであればあるほど、

望む方向に人生を変えるには、

傷付く覚悟と勇気が必要です。

しかし、多くの人は、

「今」傷付くのを避ける選択をします。

脳は、

・長期(未来)と短期(今)

・苦痛と快楽

でいえば、

短期(今)の苦痛を避けます。

なぜなら、長期の快楽は、

現時点では緊急性がなく、

リアリティがないからです。

「まあいっか」という見過ごしと、

「まだいっか」という先延ばしが、

後悔する人生への落とし穴です。

明日も当たり前にやってくる

と思っているとそうなります。

死生観がないからです。

息吸って吐いて生きてるだけで、

「生きる」

という行為を諦めた

思考停止の生き方です。

少し表現が厳しすぎましたか？

でも、思考停止の方が、

「今」はとても楽なのです。

なぜなら、自分の本音に、本心に、

目を背けていれば良いのだから。

しかし、

そこから跳ね返ってくる仕打ちは、

とてもとても辛いものです。 

一番の代償は、

「問題がない」

という(あくまで一時的な)安心感を

手に入れる代わりに、

「自分の人生を生きる」

という躍動感や充実感を手放すことです。

ここから先、もし生きていれば

何十年も「こんなもんか」

という感覚を携えて生きていくのです。

「死んでないけど生きていない」

そんな人生を送る覚悟がありますか？

私には到底ありません。

「人生で問題が起きないようにする」

その判断基準こそが大問題である

ということに気付かなければなりません。

これは何
も、

「世の中的にいう成功者を

みんなが目指しましょう」

という薄っぺらい成功論ではなく、

一度きりの人生、

生まれてから死ぬまで

ずっと付き合う唯一の存在である

「自分」

をもっと大切にしませんか？

という私からの1つの提案なのです。

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