目的を持つうえで、

 

一番の根幹となってくるのは、

 

「生きる」ということへの考え方である。

 

 

「何のために生きるか？」

 

「どう生きるか？」

 

 

 

と他人に聞いたとしても、

 

「このためだよ」と答えられるものではない。

 

 

 

自分自身に問うてみても、

 

その答えがポンっと浮かんでくる訳ではない。

 

 

 

でも、自分の生き方を明らかにするうえで

 

一番のヒントになるものがある。

 

 

 

それが実は、「生きる」ということに向きあうために、

 

「死ぬ」ということに向き合うことである。

 

 

 

私たちの人生には、真実がある。

 

 

それは、

 

私たちは、いつか死ぬ。

 

そして、その死はいつ訪れるか、

 

私たち自身には分からない、ということ。

 

 

 

多くの人が自分の人生の目的を

 

明確にすることができない理由は、

 

実はこの「死生観の欠如」にある。

 

 

 

つまり、

 

「明日も当たり前に生きる」

 

と思っている。

 

 

いや、もっと言えば、

 

そんなことさえも考えていない。

 

 

 

「どう生きるか？」よりも、

 

「どう死ぬか？」という問いの方がパワフルだ。

 

 

なぜか？

 

 

生というのは、この瞬間も続く連続体であり、

 

掴みどころがないように感じるが、

 

死というのは必ず迎える瞬間だからだ。

 

 

 

それは、あなたの人生だけでなく、

 

あなたの身の回りにいる大切な人も同じことが言える。

 

 

 

あなたがいつか必ず死に、

 

そして、

 

いつ死ぬか分からないように、

 

 

あなたの大切な人も必ず死に、

 

そして、

 

いつ死ぬかは分からないのだ。

 

 

 

その真実から逃げずに、

 

真正面から受け止めてみて欲しい。

 

 

 

どうだろう？

 

今と同じ生き方をするだろうか？

 

大切なあの人に、今と同じ接し方をするだろうか？

 

 

 

人生は有限だ。

 

そして、終わりが約束されていない。

 

 

 

そのことを深く、深く胸に刻んでから、

 

僕の人生は全く違ったものになった。

 

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