「あなたの夢はなんですか？」と尋ねる罪
- 2021.03.24
- blog
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こんにちは。
鈴木一生です。
「あなたの夢はなんですか？」
大人が子供たちに
かける言葉の中で、
これほど無責任でナンセンスな
言葉もなかなかないと思う。
夢＝未来における何かしらの理想
が、
人生にあった方が良い。
ある方が自然である。
そういった前提をもって
質問しているわけだが、
実際には夢は人生に
必ずしも必要ではない。
そもそも夢とは何なのか。
夢を持つとは
どういう状態なのか。
夢を持つということによって
現在において何が起こるのか。
恐らくそういうことは
全く考えずに、
無自覚に、
無意識に、
無責任に、
大人が子供に尋ねる。
「あなたの夢は何？」
「あなたのやりたいことは？」
「あなたが将来就きたい職業は？」
「あなたのビジョンは何？」
いずれも同じこと。
質問する側である大人の
思考停止でしかない。
それが、
子どもの思考停止を生み、
「僕の、私の夢はなんだろう？」
という余計な悩み、
葛藤、苦しみを生む。
無論、
夢そのものの存在を
否定しているわけではない。
夢という言葉がある以上、
夢という概念が存在する。
明らかに夢を持っている人、
明らかに夢を追いかけている人には、
尋ねたら本人のためになる
ケースも往々にしてあると思う。
だけど、
今、夢を持っていない人に
夢を尋ねたとしても、
意識が今から未来に
分離するだけで、
人生の充実感には
決して繋がらない。
夢なんてわざわざ
他人から尋ねられなくても、
放っておいても
やるやつはやるし、
いくら夢を尋ねられても
やらないやつはやらない。
夢を持っている人は、
気付いたら勝手に描いているし、
力まなくても夢に向かって
毎日取り組んでいて、
それは側からみれば
努力してると映る。
夢があろうと
なかろうと、
その人が心底で
求めていることなんて、
その人を観察して、
その人と接して感じて、
その人の言動を見ていれば、
わかるだろ？
だったら、
あたかも夢がある方が、
夢を追いかける方が、
良い人生であるかのような前提で
子どもに尋ねない方が賢明だ
と僕は思うのだ。
「あなたの夢は何？」
そう尋ねるくらいなら、
ただただ、
その子が今この瞬間に
感じていることを
一緒に感じる
一緒に共有する
その方がよっぽど
未来につながると思う。
大人の思考停止で、
子どもの思考を停止させるのは、
一種の罪だと思う。
そしてこれは、
大人同士でも
同じだと思う。
追伸
生地から手作り
焼き立ての餃子。
うまし。
美味しいもの好きの
我が家(特にわたし)は、
大喜びです。
また気が向けば
レポートします笑
鈴木一生
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