逆境のヒーロー/悲劇のヒロイン物語
- 2020.06.24
- blog
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こんにちは。
鈴木一生です。
逆境を乗り越え、
正義を貫くヒーロー。
悲しみの涙に暮れて、
それでも立ち上がる
悲劇のヒロイン。
映画によくある
ストーリーラインです。
これを現実世界で
生きている人が、
たくさんいます。
実際には、
客観的で一般的な
逆境や悲劇などありません。
私たちの現実世界においては、
その逆境も悲劇も本人が
経験したくて創り出して
いるものです。
完全なる
自作自演です。
しかし、
そういう人は多くの人を
周りに吸い寄せます。
なぜなら、
プラスもマイナスも
エネルギーがとても強くて、
振れまくっている
からですね。
その表現方法が
ビジネスであれアートであれ、
「お願い！欠乏を埋めてぇ〜！！」
と嘆願、懇願しているので、
そのエネルギーに人々が集います。
本人が、
「ここにいていい」
「愛されている」
「ありのままでいい」
「価値がある」
そう確かめるために、
逆境や悲劇という経験を
創り出します。
逆境や悲劇が
先にあるのではなく、
「ここにいていい」
「愛されている」
「価値がある」
そう思いたい。
という願いが
先にあるのです。
さらに言えば、
そうして確かめないと、
自分の欠乏が埋まらない
という信念が先にあります。
そしてその逆境や悲劇を
乗り越えて克服すると、
「ほら、やっぱり大丈夫」
と思える経験になるわけです。
だから、
そういう映画や物語が流行るうちは、
欠乏から生きている人がそれだけいる
という1つの指標でもあります。
本人は経験したくて
しているのでいいですが、
なかなか疲れますし、
周りも疲れます。
「逆境に立ち向かう」
「悲劇から立ち上がる」
いずれも、
本人の自作自演です。
周りもそこに
恐れや愛を投影して、
逆境や悲劇を克服する
ストーリーに感動するわけですが、
どれだけ壁を超えても
克服などできません。
「壁などないと知ること、認めること」
ただそれだけが、
真の克服への道です。
鈴木一生
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