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目標より大切なもの

 

20歳で自己啓発・能力開発に出会った。

 

 

 

それまでの人生、

 

勉強、スポーツ、学校行事、恋愛

 

どの分野でも、自分が心から求めたものは、

 

実現してきた人生だった。

 

 

 

もちろん、今ではそれが、

 

いかに親を始めとした周りの人に恵まれていたか、

 

ということを心底感謝している。

 

 

 

ただ、それまで正直言って、

 

「悩む」という感覚さえよく分からなかった。

 

 

 

というか、理解できなかったのだ。

 

 

 

中学生の頃、受験勉強で不安になっている同級生を横目に、

 

 

「え?なんで??どうしたいか目標を決めたら、

 

それ以外の可能性を捨てて、心の中にイメージして、

 

それを信じ切って行動し続けるだけじゃん!!」

 

 

と、本気で不思議がっていた(笑)

 

 

 

高校時代

 

「自信がないんだよね・・・」

 

という同級生を横目に、

 

 

「え?どういうこと??

 

自信って思い込みでしょ?

 

自信あるという前提で生きればいいじゃん!」

 

 

と本気で思っていた(笑)

 

全く疑いなく。

 

 

 

でも、自分が望む大学に入って、

 

明確な「目標」というものを立てづらい環境下になり、

 

一気に情報量が増え、コミュニティが不安定になった瞬間、

 

自分の中で何かが変わったのを感じた。

 

 

 

「ちょっと待てよ。目標を立てづらいぞ・・・」

 

 

 

その感覚は、それまでの人生で初めてのものだった。

 

 

 

最初は、なぜなのかよく分からなかった。

 

自分の中で状況を整理しきれなかったから。

 

 

 

アクセスできる情報が増えるということは、

 

それだけ世界が広がるということでもある。

 

 

 

留学、資格試験、研究、起業、サークル、アルバイト、恋愛・・・

 

 

 

自分が何に注力して、どう生きるのか。

 

 

 

その選択肢が増え、

 

より自由度は増したように思えたが、

 

そうは感じていなかった。

 

 

 

サークルにも入ったし、飲み会も行ったし、

 

授業もそれなりに真面目にやっていたし、

 

留学もしてみたし、資格も取ってみた。

 

 

 

文字通り、色々「やってみた」

 

 

 

何も問題はなかった。

 

 

 

一応、日本ではトップクラスと言われる大学にいるし、

 

そのまままともに就職活動でもすれば、

 

志望する企業に入って、いいお給料をもらって、

 

家庭を築いて、車を買って、家を買って、

 

幸せな毎日・・・・

 

 

 

なのか!?

 

 

 

という疑問がよぎった。

 

 

 

そのとき僕の人生で初めて、

 

「これからの人生はきっと、

 

自ら目的(=判断基準)を明確に定めない限り、

 

勝手には目標は定まらないのだ」

 

ということを悟った。

 

 

 

つまり、「何をするか」「どんな目標を達成するか」

 

の上位概念があるということ。

 

 

 

それが、

 

「何のためにするか」

 

 

 

やれることは五万とある。

 

就活して会社員になるとしたって、

 

働ける職場は日本だけでも420万社ある。

 

 

 

全てを比較検討することなんて、

 

理論上でも不可能なのは明らかだ。

 

 

 

じゃあ、どうする?

 

 

 

そこから、

 

僕の「目的」への旅路が始まった。

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